建設業
当事務所は、建設会社、工務店様から顧問契約のご相談をいただくことも多いです。
建設業では、契約書等のリーガルチェック、債権回収に関するご依頼、元請と下請の関係に由来するご相談、労働時間・休暇に関するご相談、ワークルール(就業規則の改訂など)についてのご相談が多いように思われます。
日常的に金額が大きい取引を行っている業界だと思われますので、予防的な契約書作成、有事の際の債権回収についてのニーズは高いでしょう。縁故取引から広くお客様にアクセスいただく形に発展していくにつれ、一見のお客様が増えていけば、万が一のために契約書等で予防する必要性は増えていくものと思います。建設業法19条では、契約書面の作成・内容について定めがされており、法律の定めを遵守した契約書作成も必要です。
業界的に、元請、下請、孫請…と、単純な2社間の取引ではなく、何社もが関与して1つのプロジェクトを成し遂げるというパターンが多く、それゆえ、このなかのどこかが適切な工事を行わなかったり、お金を払わずに逃げてしまったりすれば、あっという間にトラブルに発展してしまうことになります。契約内容に関する適切な証拠の残し方を考えたり、債権回収のために対応したり、下請業者が支払いをしない場合に元請業者に支払いを求められないか検討したり、逆にそのような請求を受けた元請においては二重払いの危険を避けるために対応検討したり、といった形で、元請と下請の関係に由来する問題も根が深いです。
外部との取引関係だけでなく、現場仕事が多い業務の特性上、労働時間管理をどのようにするかという問題もありますし、ワークルールを整えたいとして、就業規則の作成や改訂におけるリーガルチェックなどのニーズもあるように思われます。
さまざまなご相談への対応実績があります。お気軽にご相談ください。