契約書
「内容を理解しないまま結んでしまった契約で悩まされている」
「何を基準に契約書を作成すれば良いかがわからない」
「契約書を作成したいが、インターネット上の書式を使っても大丈夫だろうか」
契約書は当事者間での合意の有無及び内容を形として残すものとして非常に重要です。 企業活動においては、書面・メール・電話・口頭問わず、様々な場面で契約が交わされていますが、契約書を作らなかったために生じるトラブルも多く発生しています。
契約書を作成しておかないと、合意の内容が曖昧になってしまい、契約の成立を実証するどころか、言った・言わないといった水掛け論に発展しかねません。また、契約書はインターネット上で書式集や雛形を簡単に検索することができますが、それぞれ個別の事情に応じていないため、条項の内容・解釈次第によって後々大きなトラブルに発展することが日常的に起こっています。
当事務所では、多種多様な業種・規模の企業の契約書作成をサポートしてまいりました。これまでに、契約書に関するトラブルや訴訟を数多く受けてまいりましたので、どのような契約条項のどのような文言がトラブルを招くおそれがあるのかということを熟知しており、個別の事情に合わせた契約書の作成をサポートできます。
契約書の最も大きな役割は、紛争時に役立つ証拠としての機能ですが、契約書は、契約時のチェックリストとしての機能も重要です。つまり、契約書を作成する際には、将来、こんなことが起こるのではないか、こんな問題はないだろうかと思いをめぐらせ、冷静に洗い出しをすることになるわけですから、契約書を作成する過程が、そのまま契約内容のチェックの役割を果たすということになるわけです。
また、大きな契約を行う場合は、上質な用紙、上質なバインダーなどを用意し、厳かな手続を踏んだうえで契約をするなどすれば、双方にそれだけ大事な契約であるとの意識づけができ、ひいてはトラブル防止、長期的な契約においては解約防止につながるような側面もあります。
このように、契約書を作成する目的に応じて、その目的を達成するための利用法について助言することができますし、また経営者と一緒になって考えていくことができます。
もちろん、すべての契約において、契約書を作成するというのは、およそ現実的ではありません。契約書は、費用対効果を考える必要があり、たとえば日常的な数百円~数千円の雑貨を購入するのに都度都度契約書を作る人はいないですよね。仮にトラブルが生じても、金銭的には多額にならないことが予想され、契約書を作る手間・暇・お金が割に合わない、費用対効果がないからです。顧問契約により継続的なサポートをさせていただいている企業においては、その企業の内情にあわせ、そもそもどのような場合に契約書を用意するか、どのようなフローで、どのタイミングでどの書類を先方に示し、どの書類に署名押印していただくか、などのプラニングをお手伝いすることもできます。
以上のとおり、当事務所は、契約書の作成・チェック・プラニングに関するご相談をお待ちしております。いわゆるリーガルチェックに関しては、継続的なサポートにより、適時適切に対応ができる顧問契約をおすすめしているところです。契約書の作成は企業戦略の一部と言えますので、信頼できる弁護士にご相談ください。一緒に、契約書の作成を通して、企業の未来を創り、また有事を予防していきませんか。